トラネキサム酸は炎症後色素沈着にも効果的! | シミ取り相談室

トラネキサム酸は炎症後色素沈着にも効果的!

シミ取り相談室30@シミ取り相談室 トラネキサム酸

トラネキサム酸は炎症後色素沈着にも効果的!

若い頃はあまり紫外線に気にせずにいたら、最近シミが多くなって気になってきたという方。

紫外線には日頃から注意深く気をつけていたのに、シミのようなものがあるという方。

実はそれ「炎症後色素沈着」かもしれません。この「炎症後色素沈着」とは一体何者なのでしょうか。

対処方法やシミとの違いについてご紹介します。

 

そもそも炎症後色素沈着とは

 

「湿疹」や「ニキビ」、「傷」、「火傷」、「日焼け」などで肌に刺激が与えられることが原因で発症します。

肌に炎症が引き起こりますと、「メラノサイト」と呼ばれる人間の表皮にある細胞に刺激が伝わります。

この刺激によりメラノサイトは「メラニン」が異常に発生し、肌に残ってしまいます。

結果として、茶褐色の炎症後色素沈着を発症してしまうのです。

また、洗顔やクレンジングなどで肌を強く擦りすぎても、肌にとっては強いダメージとなりますので、メラニンの発生を促してしまいます。

 

「シミ」や「肝斑」とはどう違うの?

 

炎症後色素沈着は「シミ」の一種なので違いはないですし、見た目も医者ではない限り、「シミ」なのか「炎症後色素沈着」なのか区別することは難しいでしょう。

強いて言うなら発生の原因が異なることです。

 

・炎症後色素沈着:湿疹、ニキビ、傷、火傷、日焼けによる刺激

炎症後赤みが引き、その後茶褐色に変化

・シミ:紫外線による刺激

だんだん色が濃くなる

・肝斑:女性ホルモンによる影響で発症。

左右対称のモヤっとした茶褐色であることが特徴。

 

「肝斑」については女性ホルモンが原因で発症しますので、閉経を迎えるといつの間に消えてしまっている方も多くいます。

対して、「シミ」や「炎症後色素沈着」の場合は、見た目はほぼ違いがわかりません。

ただし、「シミ」の場合は長年蓄積されたメラニンが原因で肌に現れますのでターンオーバーで自然治癒させることは

難しいと言われています。

また、いつの間にかシミの色が濃くなっていることがほとんどです。

「炎症後色素沈着」の場合は、細胞の生成速度が正常であればターンオーバーによる自然治癒が可能です。

しかし、茶褐色ではなく、「灰色」や「青みがかった色」だとメラニンが長年蓄積された可能性が高いので、ターンオーバーによる自然治癒はあまり期待できません。

若い頃ニキビをよく潰していた方や、毛抜きで無駄毛を抜き、毛穴の周りに炎症をよく引き起こしていた方は注意が必要です。

 

敏感肌は炎症後色素沈着を招きます

 

敏感肌の方は、他の方よりも「肌荒れ」や「ニキビ」などが発症しやすい傾向にあります。

肌荒れやニキビを繰り返すことにより、頻繁に肌へダメージを与えることになりますので、

「炎症後色素沈着」を招きやすい肌であるといえます。

また、敏感肌の方は日頃の生活習慣が直接血流に影響を与えてしまいやすい特徴があります。

血流が悪くなり、滞ってしまうと、肌色がくすんで見えてしまうため、ニキビ跡やシミが濃く見えてしまうこともあります。

トラネキサム酸と炎症後色素沈着2@ルーチェ東京美容クリニック

「トラネキサム酸」にお任せあれ!

 

「じゃあこの炎症後色素沈着はどうすればいいの!?」

と、疑問に感じているあなたにオススメの成分をご紹介します。

今一番注目されている「トラネキサム酸」という成分です。

この成分について一つ一つ解説しましょう。

 

トラネキサム酸とは

 

人間の体は60%が「水分」、20%が「タンパク質」、残りは「脂肪」などで成り立っています。

このタンパク質は「アミノ酸」で作られていますが、このアミノ酸の中の1種類である「リシン」を元に人工合成されたものが

「トラネキサム酸」です。

トラネキサム酸には「美白効果」と「抗炎症作用」があり、今注目されています。

 

トラネキサム酸の美白効果とは

 

「美白効果」とはつまり「シミ対策」です。

トラネキサム酸は「シミ」に対して効果のある成分ですが、まずは「シミ」ができるメカニズムとともにご紹介します。

人間の表皮には「ケラチノサイト」と呼ばれる細胞があります。

普段、紫外線を多く浴びてしまうと、この紫外線はケラチノサイトを攻撃します。

攻撃されたケラチノサイトは「プラスミン」と呼ばれる酵素を発生させ、「メラノサイト」いう細胞へ信号を伝えます。

信号が伝えられたメラノサイトは「メラニン」を放出し、再びケラチノサイトへ送り込みます。

この流れを繰り返すことにより、ケラチノサイトにはメラニンが溜まり続け、「シミ」として肌の表面に現れます。

ここで登場するのが「トラネキサム酸」です。

トラネキサム酸はシミ発生の大元である「プラスミン」の発生を抑制する「抗プラスミン作用」があります。

プラスミンを抑えることで、メラノサイトへ情報伝達が行われることはないので、シミ予防に貢献できる成分として知られています。

 

トラネキサム酸の抗炎症作用とは

そして、トラネキサム酸にはもう一つ、「炎症を抑える働き」があります。

湿疹、ニキビ、傷、火傷、日焼けなどの「炎症後色素沈着」に効果がある成分なのです。

若い頃だと、傷や日焼けをしても、肌を生まれ変わらせる「ターンオーバー」という働きによって、

傷跡が残らないことがほとんどです。

しかし、年を重ねていくうちに「ターンオーバー」の働きは弱くなり、メラニンが肌に残されたままになります。

トラネキサム酸は炎症を鎮める働きがあるとして化粧品や薬に幅広く用いられています。

トラネキサム酸と炎症後色素沈着@ルーチェ東京美容クリニック

炎症後色素沈着に効果のある医薬品

 

炎症後色素沈着を改善させるためには病院で診察を受け、処方された医薬品を服用することをおすすめします。

とは言いつつも、どんな種類の医薬品があるのか知りたいですよね。

内服・外用をそれぞれいくつかご紹介します。

 

トラネキサム酸(内服)

 

先ほどもお伝えした通り、トラネキサム酸はメラノサイトへの情報伝達物質を抑える働きがあるので、効果があると言えるでしょう。

大体1ヶ月服用すれば効果が出てくると言われています。

 

シナール(内服)

 

色素沈着、シミを防ぐ内服薬です。

また、コラーゲンの生成を促進し、肌のハリや弾力を取り戻す効果もあります。

肌は乾燥や刺激による「肌ストレス」を感じやすいため、シナールを服用することにより、ストレスに対する免疫力を正常に戻す効果も期待できます。

 

トレチノイン(外用)

 

肌のターンオーバーを促す効果があり、表皮に溜まり続けたメラニンを浮き上がらせ剥ががすことができます。

古い角質も同時に剥がし、新しい皮膚へ生まれ変わり、そのスピードはどんどん正常に戻ります。

皮脂の分泌も抑え、ニキビや毛穴にも効果があるため、「老化防止」として幅広い年齢に使用できる塗り薬です。

年を重ねるとターンオーバーの働きは弱くなってしまうので、とてもありがたい薬ですね。

 

ハイドロキノン(外用)

 

強力な美白効果のある外用薬です。

その効果は美白有効成分である「ビタミンC誘導体」や「アルブチン」の約100倍あると言われています。

そのため、しっかり診察を受けて、用法・用量を守らないと、肌がただれてしまったり、かぶれてしまったりすることもあるので、気を付けましょう。

 

炎症後色素沈着のその他の対策は?

 

医薬品にばかり頼ってしまっても、日頃の生活習慣を見直さなければ意味がありません。

セルフケアできる方法もご紹介します。

 

紫外線対策

 

炎症後色素沈着は、紫外線を浴びれば浴びるほど、色が濃くなっていきます。

そのため、炎症後色素沈着が悪化しないためにも、紫外線対策は重要です。

日焼け止めクリームや、肌を極力露出しないなどの対策を日頃から心がけましょう。

しかし、あまりにも刺激が強い日焼け止めクリームや、衣服によって炎症部分が擦れてしまっては意味がないどころか、

悪化させる要因ともなります。

炎症部分にはガーゼなどで保護し、刺激を与えないように注意しましょう。

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生活習慣を見直す

炎症後色素沈着の色を薄くするためには「ターンオーバーの働きを促進」させることが大切です。

ターンオーバーは年齢とともに働きが弱くなるものですが、実は日頃の生活習慣でも年齢に関わらずターンオーバー低下に

繋がることもあります。

 

  • 睡眠不足
  • 偏った食生活
  • ストレス
  • 洗顔やクレンジングの際、ゴシゴシ洗いすぎている
  • 保湿ケアを行っていない

 

など、肌に負担のかかる習慣は必ず見直しましょう。

規則正しい生活習慣を送ることで、ターンオーバーが正常に戻り、炎症後色素沈着は改善される可能性が高くなります。