医薬部外品の美容アイテムでシミ取り?医薬部外品に期待できる範囲とは | シミ取り相談室

医薬部外品の美容アイテムでシミ取りはできる? 医薬部外品に期待できる範囲とは

シミ対策

世の中にはたくさんのシミケア用アイテムが売られています。しかしその効果や効力は、商品ごと・カテゴリーごとに異なります。それを把握していないと、「思ったほど効果がなかった」などのようなガッカリ感を味わいかねません。

ここでは、「シミ取りができる」と謳われて販売されることも多い、シミ用の医薬部外品について取り上げていきます。

 

そもそも医薬部外品とは何か?

「医薬部外品とシミ取り」の話を知る前には、まずは「医薬部外品とは何か」から考えていかなければなりません。

 

スキンケア用のアイテムをカテゴライズするときは、主に以下のようになります。

1.医薬品

2.医薬部外品

3.化粧品

 

数字が小さいほど効果が強く、数字が大きいほど左様はマイルドになります。また、数字が小さいほど売るときにはさまざまな条件が課せられる可能性が高くなります。

なお、「薬用○○」という接頭語・分類分けもなされますが、これは「医薬部外品」のことです。

医薬品の場合、「症状の治療」を謳うことができます。たとえば、ニキビの治療などです。対して医薬部外品の場合は、「すでにできてしまったものを治すこと」よりも、「困った症状が起きないように予防すること」に重点を置いて作られています。厚生労働省が認めた成分が入っていますが、できるのは基本的に「予防」や「衛生状態を良くすること」までにとどまります。

また、化粧品に関しては、部位を清潔にしたり健やかな状態を保ったりするときに使われるものです。「化粧品」というと、ファンデーションや口紅のようなメイクアップ道具をイメージする人も多いかと思われますが、分類上は化粧水や乳液なども「化粧品」に含まれることがあります。

 

医薬部外品に「シミ取り」までの効果は期待できない

 

このように、「医薬品」「医薬部外品」「化粧品」を分けて考えていくと、おのずと、「医薬部外品でシミ取りが可能かどうか」も見えてきます。

結論から言うと、医薬部外品にはシミ取りの効果は期待できません。

医薬部外品が謳えるのは、あくまで「日焼けなどによるシミの発生を防ぐ」「メラニンの発生を抑制して、シミができるのを妨害する」というようなところまでです。「シミ取り」と聞いて思い浮かべるであろう「すでにできてしまったシミを取ること」は、医薬部外品にはできません。

このため、すでにできてしまったシミに対して、医薬部外品をどれだけ塗り込んだとしても、それだけで「できてしまったシミ」を亡くすことは難しいと考えるべきでしょう。もちろん感じ方には差がありますが、「シミをなくしたい」ということであれば、医薬品やレーザー治療を検討するべきだといえます。

 

医薬部外品の正しい使い方

このように、医薬部外品には「シミを消すこと」「シミを取る効果」は期待できません。しかし医薬部外品がまったくの無力であるかといわれれば、そうではありません。

前述したように、医薬部外品には「シミの発生を抑制する効果」を見込むことができます。すでにできてしまったシミに対してアプローチすることは難しくても、「これからできる可能性のあるシミ」をブロックする効果はあります。

医薬部外品のシミケア用の商品のなかには、ビタミンC(誘導体)やトラネキサム酸などのように、厚生労働省が認めた美白成分がよく含まれています。また、高い漂白効果を持つハイドロキノンが配合されていることもあります。こ

のため、「予防」としてはかなり効果的です。なお、ハイドロキノンに関しては、市販品ならば2パーセントまでのものを選んだ方が良いといえます。ハイドロキノンは非常に高い効果を示しますが、同時に副作用が出る可能性も高いからです。現在は10パーセントのものなども通販で買うことができますが、2パーセント以上のハイドロキノン入りの医薬部外品を手に入れたいのであれば、クリニックで処方箋を書いてもらう方が安全です。

また、シミ対策の医薬部外品は、美容液や乳液、クリームなどのかたちになっていることが多いかと思われます。これらは多くの場合、高い保湿効果を持っています。保湿された肌は、紫外線のダメージを受けにくく、その結果シミが生じる可能性も抑制してくれます。美白成分が配合されているだけでなく、「保湿」という観点からも、シミケアに対して効果を示すわけです。保湿した肌の場合、シミだけでなく、シワなどもできにくくなり、すでにできてしまっているシワも目立ちにくくなりますから、一石三鳥だといえます。

たしかに、医薬部外品には「できてしまったシミ」を消す効果までは期待するのは難しいといえます。ただ、「予防」という観点からみれば、医薬部外品に分類される美容液などは、肌にとってプラスの影響を与えるものといえるでしょう。日焼け止めなどと一緒に、デイリーケアアイテムとして使っていきたいものですね。