シミは、一度できてしまうとなかなか消すことが難しいものです。そのため、「シミを作らない予防方法」がよく取り上げられます。
ただ、「現在すでに顔にあるシミ」に悩んでいる人は多いはずです。
「レーザー治療をするほどでもない、でもなんとかカバーしたい……」
こんな風に考える人の心強い味方となるのが、「コンシーラー」です。
今回は、コンシーラーでシミをカバーする際のコツについてお教えします。
コンシーラーをタイプ別に考える
コンシーラーは、顔のクマやシミを隠すために使われる化粧品です。このコンシーラーには、大きく分けて5つの種類があります。
1.ペンシルタイプ
2.スティックタイプ
3.クリームタイプ
4.リキッドタイプ
5.パレットタイプ
それぞれ見ていきましょう。
1.ペンシルタイプ
鉛筆に似た形状をしているコンシーラーです。先の部分が細くなっていて、繰り出したり削ったりして使っていきます。
先端が細くなっているので、「ニキビ跡をピンポイントで隠したい」「小鼻のあたりに塗りたい」というときに使いやすいものです。硬いものはカバー力が高い傾向にあります。
2.スティックタイプ
おそらく、もっともメジャーなタイプがこの「スティックタイプ」なのではないでしょうか。ペンシルタイプとは異なり、先端も真ん中も根元もすべて同じ太さで、角があります。べったりと塗ると厚塗りのようになってしまいますが、広範囲もカバーしやすく、また扱いやすいので人気は高い傾向にあります。今回のように、シミを隠すときに使うコンシーラーとして非常に適しています。
3.クリームタイプ
使い心地が柔らかく、ストレスを感じません。快適な使い心地が欲しい人に向いています。広範囲に塗ることができるものですが、カバー力はあまり強くありません。「広範囲に、うっすらとシミが出ている」という人の場合は、このクリームタイプが使いやすいでしょう。
4.リキッドタイプ
これは液体のコンシーラーです。ただ、一口に「液体」といっても、テクスチャアにはかなり違いがみられます。しっかりとシミをカバーしたいということであれば、どろっとしたタイプのものを選ぶと良いでしょう。
カバー力はそれなりにあるものの、それほど広範囲をカバーできるわけではありません。小さなシミがいくつも浮かんでいる、という人には使いやすいでしょう。
5.パレットタイプ
ファンデーションのように、コンパクトに収まっているものです。いろいろな色がおさまっているものが多いため、自分の肌の色やシミの状態で選び分けられるのが魅力です。カバー力には優れていますが、「塗り広げること」はそれほど得意ではありません。
コンシーラーの色の選び方について
コンシーラーは、「シミに塗って、ほかの部分と変わらない程度の肌色に持っていく働き」を求められるものです。そのため、コンシーラーの色選びは非常に重要になってきます。
コンシーラーは、クマ隠しのときに使うのか、それともシミ隠しのときに使うのかで選ぶべき色が異なってきます。
一般的なシミは、茶色がかっているものが多いため、ピンクがかったコンシーラーが最適だとされています。こうすることで、茶褐色のシミが中和され、目立ちにくくなります。対して、赤く残っているシミであるならば、黄色ベースのコンシーラーが望ましいといえます(なお、余談ですが、青クマの場合はオレンジ色が良いとされています)。
ちなみに、「コンシーラーとファンデーション、どちらを先にのせるか?」については、人によって考え方に違いがあります。「ファンデーションを塗る前にコンシーラーをのせるのが原則」という人もいますし、「ファンデーションを塗り終わった後ののせるのが基本」とする説もあります。また、「リキッドファンデーションならば、ファンデーションを塗り終わった後。ただし、パウダーファンデーションならば、ファンデーションを塗る前」と考える人もいます。実際に自分でも試してみて、どちらが自分の肌に合うか確認してみるとよいでしょう。
実際の塗り方について
大きいシミと小さいシミでは、カバーの方法が異なります。
大きいシミの場合は、スティックコンシーラーなどを使い、シミをカバーします。シミを隠したら、今度はその周りをなじませるようにとんとんと叩いていきます。
このとき、シミの部分をたたいてしまうとシミが逆に浮き出てしまうので注意が必要です。
小さなシミをカバーしたいのであれば、リキッドタイプを使うとよいでしょう。シミ本来の大きさよりもやや広めにコンシーラーを塗っていきます。リキットタイプならば、シミの上に線を引くようにしてカバーしていくとやりやすいでしょう。
小さいシミをカバーする場合は、この「線」の上をたたいてなじませていくようにすればOKです。大きいシミのときとは異なり、コンシーラーを塗った部分をたたいていくのがポイントです。塗り広げてしまうと、コンシーラーが移動してしまうので気を付けたいものです。
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