シミの原因を追究!シミはなぜできるのか?
シミは年齢とともに多くなっていくものですが、原因を追究していけば、その対策もおのずと見えてくるでしょう。
今回は、シミの原因と追及してみたいと思います。
シミの原因・シミはなぜできるのか
ではまず、シミはなぜできるのか?についてご紹介しましょう。一体、シミの原因はどんなものがあるのでしょうか?
シミの原因・シミはなぜできるか①メラニン
肌の角質層の一番下側にはメラノサイトという層があります。シミができる原因はそのメラノサイトにできる「メラニン」という物質です。
メラニンという名前はなんとなく聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?
では、そのメラニンのできるメカニズムはどうなっているのでしょうか?
肌はいったん紫外線を浴びると角質層の一番下の層の「メラノサイト」にて「シミを作れ」という情報伝達信号を発信します。紫外線を浴びるだけでこうした信号が発信されてしまうのですから、とてもやっかいです。
逆に言うと、シミを作らせず、きれいな美白を保つには、この情報を伝達させなくするといいのです。
この伝達物質のブロックには、トラネキサム酸やビタミンCなどの美白成分の入った化粧水や、日焼け止め成分が入った化粧品を使うといいということになります。また、効果を期待するならレーザー照射などの外科的治療もあるかも知れません。
伝達物質のブロックには、具体的には化粧水の場合でいえば、トラネキサム酸やカモミラET、TXCといった成分が有効になります。
ただ、高級な美白化粧品を使っているからといって、必ずしもシミが消えるわけではありません。普段の化粧品の使い方や生活習慣が間違っていると、シミはいつまで経っても消えることはないでしょう。
シミの原因・シミはなぜできるか②シミをこする
顔にシミができる第一の原因は「日焼け」だと思っている方も多いでしょう。しかし、必ずしもそれだけが原因だとは限りません。それ以外の毎日の習慣である化粧水の付け方でも、シミができる原因となっている場合もあります。
例えば化粧水をつける時は、コットンに含ませてシミの部分を中心にパッティングをする人も多いかも知れません。
かつては「収れん化粧品」という名前の化粧品もありましたが、冷えた化粧水がすーっと肌に入っていくようでとても気持ちがいいです。
柔らかいコットンに化粧水を含ませてパッティングするという、一見なんでもないこの行為なのですが、日数、回数を重ねることによって肌にとってはダメージなのです。
時にはコットンの柔らかさ自体も肌に影響するくらい、肌はあなたが思っているよりもずっとデリケートで、何気ない行為の積み重ねが肌ダメージとなる場合も多いのです。
この毎日2回は必ず行う「化粧水をつけて肌パッティング」という行為が、肌にとっては肌の表面を傷つけられダメージを受けることになってしまっていて、それの回数が重なってしまうと、やがてはそれが傷からシミになってしまう場合があります。
シミが気になればなるほど、美白化粧水をたっぷりつけて何度も何度もパッティングする傾向があると思いますが、それがかえってシミを悪化させることや、赤ら顔の原因となることに気づかない方も多いようです。
できれば、化粧水はコットンよりも、手にとってやさしくパッティングするようにつけるのがおすすめと言えます。
また、化粧水をつけてパッティングをすると「肌が引き締まる」という話は昔から言われていましたが、昔よりも今の化粧水は成分もハイテクになり、性能も向上していますので、パッティングはもはや必要がないですし、パッティングをすることで肌が引きしまることもないと言われています。
シミの原因・シミはなぜできるか③食生活の乱れ
シミの原因になるものは「紫外線」を受けての「日焼け」だけだと思っている方も多いかも知れませんが、実はそれ以外のものもあり、むしろこちらのほうが厄介かも知れません。そのひとつに「食生活」があります。
これは、美容だけではなくて、健康にも言えることなのですが、美白やシミ撃退にはバランスのいい食事を摂ることも必要なのです。
何万円もする高給な美白化粧品やエステや専門クリニックで何十万もする美白施術を受けても、基本となる毎日の食生活が乱れていてはシミがいったん治ってもすぐにまたできますし、できてもなかなか治らない体質になってしまいます。
特に普段の生活の忙しさにかまけてのインスタント物や冷凍食品の連続、糖質を含む炭水化物を多く摂るだけの食事で済ませてしまうのはきれいな肌を維持するのは難しいと言えるでしょう。また、シミができやすい体質にもなってしまいます。
特に美白にいい栄養素が多く含まれる、野菜やくだものを摂らない食事は要注意だと言えます。
美白にいい栄養素の中でも、シミには「ビタミンC」がいいと思われがちですが、シミの原因を作らせない栄養素の中には、それだけではなく赤みの肉や亜鉛、ビタミンA,B,Dも含まれています。
まず肌のもととなる栄養素を含め、ビタミンCだけではなく、いろいろな栄養素をバランスよく摂ることがポイントとなります。
シミの原因・シミはなぜできるか④活性酸素
シミの原因となる4つめは「活性酸素」です。「活性酸素」というと、なにやら澱んだ、汚い酸素を想像すると思いますが、実はそのとおりです。
これは10年ほど前に学会でわかったことなので、昔はシミの原因にまさか活性酸素があるとは考えられていませんでした。
それも「皮膚がんの症状のずっと軽い状態がシミとそばかす」という衝撃的な事実も発表されました。
また同じ日光にあたってもシミができる人とできない人がいて、日光にあたったからと言って、すべての人にシミができるわけでもないという事実もあります。
シミができない人は実は「SODの力が強い」と言われています。
SODとは、「活性酸素値」で、高い人ほどシミができにくいと言われています。ちなみに若い人もSODが高いと言われています。
近年、紫外線に加えて環境や水質の汚染が、美肌の大敵として出てきています。現代はまさに、美肌をキープするのが難しくなった世の中と言えます。
しかし、年齢を重ねた人でもSODの値が高い人もいて、その人は若々しく見えます。それはいい化粧品を使っているとか、お肌のケアに気をつけているなどもあるなどの差はあるとは思いますが、抗酸化な食品を食べているかどうかも大きな差となって表れてきます。
そもそも活性酸素は体内に取り込んだ2%が活性酸素になると考えられていますが、紫外線や睡眠不足、ストレス、喫煙、激しい運動、大気汚染、過度の飲酒、そして食生活の乱れでも起こると言われています。
活性酸素の発生する原因はなんだかシミのもととも重なるようですが、特に紫外線を避け、まんべんなく栄養素を摂り、よい睡眠をするようにこころがけると、次第に少なくなっていくでしょう。
シミの原因とは(まとめ)
ここでは、シミができるメカニズム、またはシミができる原因についてご紹介してきました。シミができる第一の原因は「日焼け」だと思っている方もたくさんおられることでしょう。
しかしシミができる原因は、必ずしもそれだけではありません。
普段の化粧水がついたコットンでのパッティングが肌ダメージからシミになる場合もあるし、生活環境や生活習慣、食生活の乱れだってシミの原因になることもあるのです。
また近年、紫外線に次いで驚異とされている活性酸素もシミをつくる元だと言われていて、近年は肌を白く保つのが難しい環境になったと言うことができます。
また活性酸素は紫外線の他、睡眠不足や喫煙、激しい運動、食生活の乱れやストレス、大気汚染でも発生してしまうので、それらを極力排除する方法を知っておくといいでしょう。